スズキをメインに、国産全メーカーの新車・中古車販売、板金・塗装、自動車保険、車検・修理などを行っている、三重県四日市市の「有限会社平野商会」さま。「こよなく愛され、親しまれ、頼られる人になろう」をキャッチフレーズに、常に顧客満足度の向上をめざされています。
代表取締役の平野和彦さまにお話をお伺いしました。

商売っけのなさに惚れました！

佐野鉄工さんとのおつきあいは、もう7年くらいになります。整備工場を拡張してもらったのが最初です。建築会社さんはたくさんあるんですが、佐野鉄工さんにお願いしようと思ったのは、その商売っけのなさですね（笑）。
だまされやん感じがしたんですよ（笑）。

ほんと、お客の立場になって親身に考えてくれるんです。店舗の大幅な改築と整備工場の防火設備工事を08年の6月にやってもらったんですが、そのときも「ここは今のものを移設しよ。新調したらお金かかるでやめときな」とか、いろんなアドバイスをいただきました。それで、店舗のガラスもシャッターも、きれいに清掃したり塗装し直したりして、以前のものを活用しました。

普通ならできるだけいろいろ工事をふくらませようとするもんじゃないですか（笑）。でも、お金があまって仕方がないから工事をするというわけではありませんので（笑）、佐野鉄工さんのように、お客にとっての最善を考えてくれるというのは、非常にありがたいんです。

人や会社の「想い」までもを大切にしてくれる

店舗内の事務スペース上に社名を掲げているんですが、これも外のひさしにあったものを塗装し直して移設したものです。

私は佐野さんに、創業者である先代社長が、どういう経緯で会社をつくって、どんな道のりでここまで来たかとか、いろんなお話をしてたんですね。それで佐野さんは、「この社名ロゴには、先代社長の想い、会社の歴史がつまっている」と考えてくれ、「残そう」と言ってくれたんです。

そのことを先代社長に話したら、泣いて感激してました。ただ改修するだけではなく、人の、会社の想いまでを大事にしてくれる。そんな会社はなかなかないと思いますよ。

考えもつかないような改善アイデア！

整備ピットの改善もお願いしました。以前から使っていたピットは、ダブルタイヤのトラックがピットの幅が広くてかなり通りにくい形になっていたんですよ。なので、トラックはピットを通過させるのに、２人掛りで、落とさないように慎重にしなければなりませんでした。やはり作業性が落ちるんですね。

「なんとか改善できないですか」と佐野鉄工さんに相談させていただいたら、「まかせとき！」と力強く言ってくれて。いろいろ考えていただいた結果、タイヤひとつの幅の分だけ鉄骨を引いて、床部分を拡張するという方法でいくことになりました。

これはヒットでしたね。わたしらでは考えもつかんようなアイデアでした。それに、さすが橋桁をつくっている会社だけのことはあって、強度・安全性も抜群です。おかげで作業効率は大幅に改善できましたし、対応できる仕事の幅も広がりました。

職人さんも、じつにすばらしい！

うちはお客さまへのサービスをいちばん大切に考えています。社員全員が、地域のみなさまにかわいがっていただけるような、魅力ある人間になってほしいんですね。うちでは、整備を行うサービスマンも直接お客さまに応対させてもらってます。直接お客さまからほめられたり、ときには叱られたりすることで、人間的に成長していくものですから。

そういった面でも佐野鉄工さんはすばらしいですよ。建築業界の職人さんは愛想がないというイメージですが、全然違う。佐野社長の考え方や仕事への姿勢が、スタッフの方々や職人さん全員に、徹底的に行き渡っています。絶対仕事を手抜きすることはありませんし、対応もじつに誠実です。これからもお互いに切磋琢磨し、ともに成長していけるような関係であってほしいと思っています。